人生のフルコースを満喫したい！

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おはようございます
キャリーナのアディックス純子です。

昨日は、一日お母さん大学へ参加してきました。

ほんの少しだけ子育てから離れて、
母親であることの喜び、
子育ての素晴らしさを感じましょう！っといった趣旨の
素敵なイベントです。

私はまだ子育てをしたことがありせんが、
せっかくの機会なので参加させて頂きました。

心に残ったことがたくさんありましたが、
今日は少しだけご紹介します。

詩人の新川和江さんがご自身が子育て中に作られた
『わたしを束ねないで』という詩を読んで下さいました。

その詩からは新川さんが家事、育児から離れて
自由を求める気持ちがとてもよく伝わってきます。

しかし、必死な思いで育てた息子さんも現在55歳。
「今改めて人生を振り返ってみると
私の一番輝いていたのは子育てをしていた時だった」
とおっしゃっていました。

私は妊娠してから、
「今を生きる」ことを大事にしようと決めました。

確かに妊娠・出産で女性の生活スタイルは変わります。
今まで通りにはいかないこともありますが、
でも逆に、今しかできないこともたくさんあります。

子供の成長は思っていたよりあっと言う間ですね。
私のお腹のベビちゃんも既に30センチを超えて、
胎動も強く感じるようになり
まるで自己主張しているようでさらに愛おしい。

ライフステージが変わったのだと
しっかりと頭を切り替えて、
今があることに感謝して、
女性の人生のフルコースを満喫したいと思います。




わたしを束ねないで

　　　　新川　和江作


わたしを束ねないで
あらせいという花のように
白い葱のように
束ねないでください　わたしは稲妻
秋　大地が胸を焦がす
見渡すかぎりの金色の稲妻


わたしを止めないで
標本箱の昆虫のように
高原からきた絵葉書のように
止めないでください　わたしは羽ばたき
こやみなく空のひろさをかいさぐっている
目には見えないつばさの音


わたしを注がないで
日常性に薄められた牛乳のように
ぬるい酒のように
注がないでください　わたしは海
夜　とほうもなく満ちている
苦い潮　ふちのない水


わたしを名づけないで
娘という名　妻という名
重々しい母という名でしつらえた座に
座りきりにさせないでください　わたしは風
りんごの木と
泉のありかを知っている風